「8月に株主優待をもらえるおすすめ銘柄は?」
「優待だけでなく、配当金も受け取りたい」
「できればPERも確認して、割高・割安を判断したい」
そんな方に向けて、2026年8月に権利確定を迎える株主優待銘柄の中から、初心者にも注目しやすい銘柄を紹介します。
今回は、株価、株主優待の内容、1株あたりの配当金、配当利回り、PERを比較しました。
※株価などの数値は2026年8月10日時点で確認できた情報を基準としています。株価や指標は変動するため、購入前には最新情報をご確認ください。
2026年8月のおすすめ株主優待5選
今回紹介するのは、
- ビックカメラ
- イオン
- コメダホールディングス
- 吉野家ホールディングス
- TSIホールディングス
の5銘柄です。
それぞれ優待の内容が大きく違うため、「普段の生活で使いやすいか」「配当も受け取りたいか」「必要な投資金額はいくらか」という視点で選ぶことが大切です。
1.ビックカメラ(3048)
まず紹介したいのがビックカメラです。
ビックカメラは家電量販店大手で、株主優待として「株主お買物優待券」がもらえます。
2026年8月期は年間配当43円が予定されています。100株保有の場合、株主優待は年間3,000円相当が基本で、優待と配当の両方を狙いやすい銘柄です。
株価・配当・PER
- 株価:約1,721円
- 最低投資額:約17万円
- 1株配当:43円予定
- 配当利回り:約2.5%
- 優待:年間3,000円相当
- PER:約16倍
優待利回りは約1.75%、配当と合わせた総合利回りは4%台となります。
家電だけでなく、日用品などにも利用できるため、優待を使う機会が多い人にはチェックしておきたい銘柄です。
2.イオン(8267)
8月優待で知名度が高い銘柄のひとつがイオンです。
イオンの魅力は、株主優待の「オーナーズカード」。
100株以上を保有すると、イオングループの対象店舗で買い物をした際にキャッシュバックを受けられます。SBI証券の8月優待ランキングでも上位に掲載されています。
株価・配当・PER
- 株価:約1,389.5円
- 最低投資額:約13.9万円
- 1株配当:15円予定
- 配当利回り:約1.1%
- PER:約52~53倍
- 優待:オーナーズカードによる買物金額のキャッシュバックなど
イオンは配当利回りだけを見るとそれほど高くありません。
一方で、普段からイオンを利用する人にとっては、株主優待によるキャッシュバックを生活費の節約につなげられる点が魅力です。
ただしPERは50倍を超える水準なので、「優待があるから割安」と単純に考えないことも重要です。
3.コメダホールディングス(3543)
コーヒーや食事を楽しみながら株主優待を使いたい人には、コメダホールディングスも候補になります。
株主優待では、プリペイドカード「KOMECA」に年2回、1回1,000円分がチャージされます。
つまり通常は年間2,000円相当の優待です。
株価・配当・PER
- 株価:約2,854円
- 最低投資額:約28.5万円
- 1株配当:62円予定
- 配当利回り:約2.2%
- PER:約19倍
- 優待:KOMECA 1,000円分×年2回
2026年8月時点では、配当利回りと優待を合わせた総合利回りは約2.9%前後です。
コメダ珈琲を普段から利用している人なら、優待を無理なく消化しやすいのもメリットです。
「優待をもらったけれど使う場所がない」という問題が起きにくい銘柄だと思います。
4.吉野家ホールディングス(9861)
外食系の株主優待を狙うなら、吉野家ホールディングスも人気銘柄です。
100株以上保有すると、2月末・8月末の年2回、500円のサービス券が進呈されます。
100株の場合は1回4枚なので、年間では4,000円相当になります。
株価・配当・PER
- 株価:約3,771円前後
- 最低投資額:約37.7万円
- 1株配当:22円予定
- 配当利回り:約0.6%
- 優待:年間4,000円相当
- PER:約50倍
配当利回りは高くありません。
そのため、吉野家HDは「高配当株」というよりも、優待を重視する人向けの銘柄と考えたほうが分かりやすいでしょう。
吉野家を普段から利用している人なら、優待券を使って食費の節約につなげられる点が魅力です。
5.TSIホールディングス(3608)
最後に紹介するのがTSIホールディングスです。
TSIホールディングスはアパレル関連企業で、株主優待ではグループ会社が運営するECサイトなどで利用できる割引・金券を受け取れます。
100株以上が優待の対象で、2026年8月の権利付き最終日は8月27日です。
株価・優待
- 株価:約1,200円台
- 最低投資額:約12万円台
- 優待:グループ会社のECサイトなどで20%割引または金券
- 権利付き最終日:2026年8月27日
8月権利確定銘柄の配当利回りランキングでもTSIホールディングスは上位に入っており、配当と優待の両方を狙いたい人から注目されている銘柄です。
ただし、ファッション系の優待は「自分が実際に利用するか」が非常に重要です。
5銘柄を比較
| 銘柄 | 株価目安 | 最低投資額 | 優待 | 1株配当 | 配当利回り | PER |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ビックカメラ | 約1,721円 | 約17万円 | 買物券 | 43円 | 約2.5% | 約16倍 |
| イオン | 約1,390円 | 約14万円 | キャッシュバック等 | 15円 | 約1.1% | 約53倍 |
| コメダHD | 約2,854円 | 約28.5万円 | KOMECA 2,000円/年 | 62円 | 約2.2% | 約19倍 |
| 吉野家HD | 約3,771円 | 約37.7万円 | 食事券4,000円/年 | 22円 | 約0.6% | 約50倍 |
| TSI HD | 約1,200円台 | 約12万円台 | EC割引・金券等 | ― | 高水準 | ― |
※株価・PER・配当利回りなどは変動します。購入前には最新の株価、決算資料、株主優待制度をご確認ください。
個人的に注目したいのは「ビックカメラ」
今回の5銘柄の中で、私が特に注目したいのはビックカメラです。
理由は、株主優待だけではなく配当も合わせて狙えるからです。
100株なら年間3,000円相当の優待に加えて、2026年8月期は1株43円の配当が予定されています。
優待投資では「優待が欲しい」という理由だけで購入するのではなく、
株価・配当・優待・PER
をセットで確認することが重要です。
ビックカメラはこの4つを比較しやすく、株主優待初心者にも候補にしやすい銘柄だと考えています。
株主優待は「利回り」だけで選ばない
株主優待銘柄を探していると、どうしても「優待利回りが高い銘柄」に目がいきます。
しかし、優待利回りが高くても、自分が使わなければ実質的な価値は下がってしまいます。
例えば、
「近所に店舗がある」
「普段からその店を利用している」
「優待券を使い切れる」
という銘柄なら、優待の価値を最大限活かせます。
逆に、優待を使うためだけに不要な商品を購入してしまえば、節約どころか余計な出費になることもあります。
8月優待の権利付き最終日に注意
2026年8月の株主優待を取得する場合、権利付き最終日を確認する必要があります。
今回紹介した銘柄では、8月27日が権利付き最終日の銘柄があります。TSIホールディングスやビックカメラでは、2026年8月27日が権利付き最終日として案内されています。
ただし、「権利付き最終日に買えば必ずお得」というわけではありません。
権利落ち日には株価が下落する場合もあるため、優待だけではなく株価の値動きも考える必要があります。
まとめ
2026年8月の株主優待は、イオン、ビックカメラ、コメダHD、吉野家HDなど、普段の生活で利用しやすい銘柄が多くあります。
今回紹介した銘柄を簡単にまとめると、
買い物重視なら「ビックカメラ」
普段のスーパー利用なら「イオン」
カフェ利用なら「コメダHD」
外食優待なら「吉野家HD」
ファッション系なら「TSI HD」
という選び方ができます。
私自身、株主優待を選ぶときは「優待がもらえるか」だけではなく、株価や配当金、PERなども確認するようにしています。
株主優待は非常に魅力的な制度ですが、株価が下落すれば優待以上の損失になる可能性もあります。
そのため、
「優待が欲しいから買う」ではなく、「その会社の株を持ちたい。そのうえで優待ももらえる」
という考え方で選ぶことが大切です。
※本記事は投資判断の勧誘を目的としたものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。投資をする際は最新の株価、決算情報、株主優待制度などをご自身で確認してください。

